2015年10月28日:生涯にわたる歯と口の健康づくりについて
福岡県議会予算特別委員会
決算特別委員会において、10月28日に「生涯にわたる歯と口の健康づくりについて」そして「性暴力被害者支援の拡充について」、29日に「日常生活自立支援事業の拡充について」11月2日には「ストーカー・DV事案の対応について」質問しました。概要を項目ごとに報告させていただきます。(詳細は県議会のHPをご参照ください。)
1 生涯にわたる歯・口の健康づくりについて
Q 歯周病と生活習慣病などとの関連が明らかになってきている。いくつになっても歯と口が健康で美味しく食事ができることは、身体全体の健康を保つ上でもとても重要である。妊産婦歯科健診と保健指導が広まれば、妊婦の方だけでなく、赤ちゃんの歯の健康にもつながる。県内の市町村に広めるため、どのように取り組むのか?
A 現在、県内26市町村で実施。県では、昨年度から市町村の歯科保健担当者に働きかけを始めた。未実施の市町村には、個別に働きかける。
Q 高校までは学校で歯科検診を受診する機会がある。しかし、卒業後はその機会も減り、不規則な生活にもなりやすく、歯周炎が増える傾向にある。成人期の歯周病予防のためにも、小学校から、正しい磨き方による歯みがきの習慣化や、適切な食生活など、自己管理能力を育成することが不可欠。神奈川県の中尾小学校、埼玉県の並木小学校では、フッ化物洗口を行わず、徹底した歯磨きの習慣化により、ほぼむし歯ゼロを達成。福岡県でも、フッ化物洗口の前に、徹底した歯科保健指導そして「給食後の歯磨き」に取り組むべきでは?
A きちんとした歯磨き指導や食生活を小学校で習得すれば、生涯にわたって歯と口の健康を維持できることにつながる。学校関係者、学校歯科医などの理解と協力が不可欠であり県教育委員会と協議を行う。