堤 かなめ
衆議院議員
出身
太宰府市
出身校
大野中学、筑紫丘高校、九州大学
経歴
九州国際大学教授、アジア女性センター設立(福岡)
議員歴
福岡県議会議員(3期当選)、衆議院議員
政策
子育て教育、農業を守る、ジェンダー平等

story of TSUTSUMI KANAME

1960〜
太宰府・大野城で育った幼少期

漫画・「鬼滅の刃」で有名になった竈門神社神官家系の父と、太宰府天満宮参道にある梅ケ枝餅屋の娘だった母との間に生まれました。太宰府小時代には、天満宮の境内で遊んだり、御笠川で兄と魚釣りをしたり、四王寺山でカブトムシをとったり、のびのびした幼少期を過ごしました。 小4で大野城市に引っ越し。

1973年〜
バスケ命の学生時代

大野中学
筑紫丘高
九州大学

大野中学校で始めたバスケ。筑紫丘高校でも続け、社会人になってからは「那珂川クラブ」に所属。仲間と共に汗を流し、互いに支え合うことの大切さを学びました。九州大学では英文科で勉強しました。

1983年〜
社会に疑問 リスキリング

KDD社員

KDD(現・AUの親会社KDDI)に就職した新社会人時代。「学んだ英語を活かしたい」と選んだ仕事でしたが、「女性の担当はこの仕事」などと決まっていました。どの企業も「男性社会」が色濃い時代でした。そんな27歳の時、思い切って「リスキリング」することを決意。当時では珍しい選択でしたが、社会学者になるため学び直し始めました。

1987年〜
将来不安ある中 研究に没頭

大学院生

母校の九州大学で聴講生として学び直し始めたのは27歳。周囲からは「女性で、年齢のこともあるから職がないかもしれない」との意見もあり、将来がどうなるか不安で仕方ありませんでした。でも決めたことはやり抜くと誓い、人一倍論文を書き、出版しました。そうするうちに社会学者として講師の依頼が舞い込むようになりました。

1995年〜
スウェーデンでの衝撃

大学教授

大学教員となり、半年間研究でスウェーデンに滞在。同国は1932年に「国民の家」建設というビジョンを掲げ、「格差なき経済成長」を実現していました。女性・外国人・障がい者らが、福祉の対象者ではなく労働者として貢献しており、当時の日本とあまりにも違う社会に衝撃を受けました。そして、子どもや女性への暴力を根絶し、地域で安心して生活をできる社会をつくることを決意し、帰国しました。

1997年〜
アジア女性センターを設立

社会活動

帰国翌年、外国籍をもつ女性やDV被害者を支援する団体「アジア女性センター」を福岡で設立。多くの子どもや女性を支援してきました。また、男女が平等に社会に参画できる社会を目指し、「福岡ジェンダー研究所」も立ち上げました。行政等から委託を受け、研修や調査研究事業を行いました。

2011年〜
福岡県議会議員に

県議会議員

困難を抱える人たちへの支援活動を通じ、「政治を変えなければ社会は変わらない」ことを痛感。福岡県議会議員に2011年初当選。議会では児童虐待・DVの根絶、ジェンダー平等、教育、環境について提言し、政策実現に努力してきました。全国初の「性暴力根絶条例」の制定も実現しました。

2021年〜
衆議院議員に

衆議院議員

2021年衆院選で初当選しました。国会では、子育て・教育や福祉、地域交通など幅広い分野についての政策提言に取り組み続けています。